Profile
越智明美について

JAPANESE-STYLE PAINTER

MY HISTORY

1974
鳥取県倉吉市生まれ
1993
鳥取県倉吉東高等学校卒業
1997
高知大学 教育学部特設美術 教員養成課程卒業
2013
高知大学 総合人間自然科学研究科教育学専攻修士課程卒業
高知の珊瑚職人さんの協力をえて、珊瑚末精製を行う。また銀箔の硫化について実験を重ね、
制作活動にいかしている。

AWARDS&EXHIBITION

2021
展示学 60 論文掲載 高知みらい科学館館長高橋信裕連名 (日本展示学会)
『鉱物・岩石が生み出す芸術というエスプリ~企画展「高知の山をカガクする」の現場から~』
 
日本展示学会 第40回研究大会 研究発表『鉱物・岩石が生み出す芸術というエスプリ
~企画展「高知の山をカガクする」の現場から~』
 
全日本博物館学会 第47回研究大会 研究発表
「科学館をアトリエに微生物展~ミジンコに宇宙の生命を見る~」

 

 
2020
やまの声 個展(高知 高知みらい科学館)
ミジンコラボ展 個展(高知 Gallery  clef)

 

 
2019
時を超えて・土佐の風展(高知 中土佐町立美術館)
土佐の和紙に画展(高知 中土佐町立美術館・高知 いの町紙の博物館)
 
 
2018
みちくさ展 個展(高知 Gallery HaRU)
ミジンコ展 個展(高知 高知みらい科学館 実験室)
坂田明さん企画「ミジンコ合宿」参加(滋賀県 琵琶湖)
グループ展「「HEJI-Mostra collettiva degli artisti di Tosa-」
(イタリアフィレンツェ Simultanea Spazi d’Arte)
 
 
2017
企画展 さらり ざらり。展(高知 GALLERY 星ヶ岡アートヴィレッヂ)
 
 
2016
企画展 どうぶつ展(高知 もりたうつわ製作所)
日本画、近代の作家と高知のこれから展(高知 中土佐町立美術館)
「フルート齋藤友紀チャリティーコンサート 映像・展示協力 (鳥取 未来中心)
ミジンコごしにみる世界展 個展(高知 沢田マンションギャラリーroom38)
 
 
2015
色の戯れ展 個展(高知 いの町紙の博物館)
日本画の楽しみー新しい表現への挑戦ー(高知 香美市立美術館)
 
 
2014
第40回記念春季創画展(東京) 入選
企画展 ART Relay TOSA⇔SENCHU 7.8月(大阪 千里朝日阪急ビル・アートスポット)
 
 
以前は省略

越智明美は1974年、鳥取県倉吉市生まれ。現在は高知県吾川郡いの町に住む日本画家。夫は日本画家の越智篤史。
高知の暖かい風土と自然の美しさに魅了され、その雄大な自然が育んだ素材を生かした制作活動を行っている。

主に支持体として使っているのは、高知県仁淀川流域で古くから製造されている土佐和紙(高知麻紙・土佐麻紙)。
越智の作品にしばしば使われる銀箔の硫化や様々なテクスチャを表現するためには、
より強靭な高知麻紙がなくてはならない素材となっている。
画材としては、高知の珊瑚職人の協力を得て独自の珊瑚末精製を行う。

土佐和紙(土佐麻紙)について いの町紙の博物館Webサイト

高知の素材と越智明美について いの町紙の博物館Webサイト「和紙の現場を訪ねる 第4回」

また越智は銀箔の硫化によって作り出される玉虫色についての実験を重ね、制作活動に活かしている。
銀箔は経年変化により酸化・硫化が進むと、いわゆる「いぶし銀」となる。
この特性を活かし、銀箔を作品に使うことで、時とともに変遷する作品を楽しんでもらいたいと考えている。

銀箔の経年変化について

銀箔は年月を重ねることにより
銀 → 金 → 青 → 紫 → いぶし銀
と変化していく。
銀箔の変化は、金色から茶色、黒という場合と、金色から紫を経由しての黒など、変化の工程もどうなるのかは環境に依る。ただし、越智の作品では、1年・2年で銀箔が変色しないように銀箔部分に専用コーティングスプレーを吹き付けてある。
いぶし銀、といえば京都の銀閣寺がイメージしやすいだろうか。建立当初は銀色に輝く華やかな見た目であったであろう銀閣寺だが、500年の時を経た現在では、ご存知の通りいぶし銀となった銀箔が、見る者に日本の侘び寂びを感じさせる趣あふれる外観と変化している。

銀箔の硫化を活かした作品はこちらにも
大阪 アートスペースmiyu

Fly water−flea(2015)

銀箔の硫化を活かした作品のひとつ
Fly water−flea (2015)

Akemi Ochi

ミジンコ 越智明美 ミジンコ 越智明美